機能脳神経外科センター

痙性麻痺

痙性麻痺(手足の突っ張りによる運動障害)の治療

脳・脊髄の障害のために手足が突っ張るようになり、手足を曲げられない、関節が屈曲・伸展してしまい思うように動かせない、などの運動障害のもとになる症状を痙性といいます。痙性の原因になる病気は脳性麻痺、脊髄損傷、脳血管障害、重症頭部外傷などが良く知られています。痙縮、あるいは痙直と呼ばれることもあります。

このような痙縮に対しては、バクロフェンと呼ばれる薬を髄液(脳・脊髄など中枢神経系を覆っている体液)に注入する治療法(バクロフェン髄注療法 ITB療法)が行われます。