パーキンソン病センター

リハビリテーション

作業療法(Occupational Therapist)

 作業療法では、基本的な日常生活に必要な食事・着替え・トイレ・お風呂などの動作や、家事・仕事といった生活に必要な活動に患者さんが持っている能力を最大限発揮できるよう練習します。
パーキンソン病は身体機能面では、手が使いにくい、細かなことが出来ない、震える等といった症状があります。このため文字が書きづらくなったり、着替えの際ボタンがはめられなくなったりといった問題がみられることがあります。もう一方で高次脳機能と呼ばれる症状があり、動作の手順を考える遂行機能や集中力に必要な注意機能の障害が出るといわれています。注意散漫になると転倒にもつながりやすくなります。
 実際の作業療法士の対応としては、例えば箸が上手く使えずに食事がとりづらい方に対し、手の機能が改善するような運動の他に、専門の箸やスプーンなどの自助具を練習したりします。
また社会や家庭の中で役割持つことは身体的にも精神的にも重要ととらえ、その方のできそうな家事や仕事の提案や練習をします。さらに脳の機能をできるだけ落とさないように頭を使うトレーニングをしたりします。

自助具
 実際にご自宅に訪問し、家屋状況を確認させていただく場合もあります。患者さんが安全で活動的に生活できるよう、手すりなどの環境を整える助言をしたり、実際の場所で動作方法を指導したりします。
このように患者さんの問題を細かく把握し、症状と付き合いながら患者さんがより良い生活に少しでも近づけるような提案と練習を提供します。