
難治性てんかん患者のMRIは約80%が異常を認めるという報告があります.一般的に明らかな脳異常があると難治性(薬がききにくい)になりやすい傾向がありますが,MRIで異常がわからなくても難治性の場合があります.
MRIはてんかん診断において欠かせない検査であり,MRIの進歩がてんかんの外科治療の原動力の一つになっていることを疑う人はいません.西新潟中央病院てんかんセンターでは,初めての診察の時に脳波とMRIの検査をルーチンに行うようにしています. MRIのほかに,最近では脳磁図やSPECT(スペクト:脳血流検査)がてんかん焦点(てんかんの発生源)を明らかにできるようになり,てんかんの重要な診断機器として注目されています.古い時代はてんかんがとらえどころのない怖いもののように考えられてきました.現代では{てんかんを見る}ことが可能になりました.自験例の中から興味ある症例のMR画像や脳磁図,SPECT画像などで{てんかんを見えるかたち}にしてご覧いただきます.