A:術前評価のためのいろいろの検査,硬膜下電極留置術と焦点切除術を含めて,入院費と手術料の総額はおよそ200万円かかります.保険の種類によって社会保険は2割,国民健康保険は3割の負担が決められています.県によっては,受領委任制度を設けて国民健康保険世帯の支払い負担額を軽くしているところがあります.課税世帯と非課税世帯でも違いがありますので詳しくは医事課の担当者と良く相談されることをおすすめします.
てんかんの外科治療を行っている病院(5つくらいあります)によっては,高度先進医療の制度を利用しているところがあります.この制度では硬膜下電極留置術にかかわる手術料および電極代を含めて自費扱いとなります.この場合,施設により請求額が異なりますが,80万から150万円程度の自己負担が必要です.これは硬膜下電極が保険で認められていないためです.関係する病院でご相談あるいは確認をされた方がよいと思います.
この制度は,自己負担額が大きく,患者の事情により手術を受けるか受けないかの選択がされることになり問題があります.また,硬膜下電極留置術は最終的な検査であり,それ自体が治療を意味しないため,もし焦点切除術の適応がないと判定されると,多額の自己負担が無駄になります.