変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)

関節表面の軟骨がいたんで、股関節の痛み、動きの悪さ、歩行障害を生じます。原因として股関節の構造に何らかの欠陥があって発生する二次性のものと、特別な原因が不明な一次性のものがあります。一般治療としては減量、保温、運動制限などがありますが、重症の場合には手術も必要なことがあります。外来での筋力強化、内服薬、注射、装具による治療も効果が期待できます。

臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)

新生時期から乳児期の先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)の治療後に起きてくるもので、長時間歩行後の疲れや鈍痛、軽い歩行障害を生じます。レントゲン検査で関節のかみ合い方が良くない場合は今後の人生を考えて手術を勧めることがあります。骨盤の骨やももの骨を切って固定して股関節のかみ合いをよくする手術です。

慢性関節リウマチ(まんせいかんせつりうまち)

関節の中の滑膜(かつまく)に炎症が生じてくる疾患です。全身の関節に炎症が起こることが考えられます。関節の腫れ、朝のこわばり感、関節自発痛が症状です。早期に発見し、関節破壊は生じる前に薬で炎症を押さえ込むことが重要です。治療は内服薬が中心ですが、注射やリハビリテーションも有効です。痛い関節に対して手術を行うことがあります。

ペルテス病(ぺるてすびょう)

小児の大腿骨のあたまが血液の循環不全で死んでしまう病気です。活発な男の子が股関節の痛みや歩行障害を訴える場合、この病気を考えなくてはなりません。ときどき、ももや膝の痛みとしてあらわれることもあります。治療は装具をつけて体重がかからない様にすることが主体となりますが、関節の形が良く治らない時は手術も考慮されます。

単純性股関節炎(たんじゅんせいこかんせつえん)

原因不明の股関節の炎症で、小児が急に股関節の痛みと歩行障害を訴えた場合にこの疾患を考える。微熱と股関節を動かしたときの痛みがある。股関節に水が多くたまっている場合には、水を抜く必要もありますが、多くは安静だけで2週間以内に治ってしまいます。他の重い病気の可能性もあるので症状がなくなっても、通院が必要なこともあります。


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