
夜寝ているときに、息が止まったり、激しいいびきをかいたりすると指摘されたことはありませんか。人にそう言われても、自分自身ではわからないものです。でも、もし「睡眠中の呼吸の停止」や「激しいいびき」といった症状に加えて、「何時間寝ても朝起きたときの爽快感や熟睡感がない」、「昼間眠くなり仕事の能率が上がらない」、「車の運転中に睡魔におそわれて交通事故を起こしそうになったことがある」、といった経験をお持ちなら、あなたは「睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。
日本人の1%から2%は、この睡眠時無呼吸症候群の可能性があるといわれています。「いびきはクセだから治らない?」、「眠くなるのはナマケ病?」、いえいえ、そんなことはありません。睡眠時無呼吸症候群は“立派な”病気です。あなたは病気の「被害者」かもしれないのです。
一人で悩まずに、ぜひ一度外来医師にご相談ください。この病気には確立された治療法があります。適切な治療によって、あなたはこのやっかいな病気から解放されることでしょう。
国立病院機構西新潟中央病院・呼吸器センターでは、「睡眠時無呼吸外来」(火曜および木曜午後)や短期入院を通じて、睡眠時無呼吸症候群の専門診療を行っています。新潟大学医歯学総合病院とも密接に提携し、患者さんの多様なニーズにも対応が可能です。
1から4に該当する患者さんには、入院の上、精密検査をお受けになることをおすすめします。
夜寝ているときの、呼吸活動(鼻を出入りする空気の流れ、胸の動き、腹部の動き)、体内の酸素飽和度の推移、脳波、心電図、のどの筋肉の活動などを詳しく調べます。この検査によって、睡眠時無呼吸の程度がはっきりわかり、治療が必要な病状かどうか判明します。
睡眠時無呼吸症候群にはいくつかの治療法がありますが、その中で最も治療効果が高いといわれている、鼻マスクによる持続陽圧呼吸療法の適応と判断された患者さんのための入院です。夜間睡眠中だけシーパップという機器を使用するため、シーパップ (CPAP) 療法とも呼ばれます。
短期間の入院中に、患者さん一人一人の病状に合わせてシーパップ療法を開始(導入)し、退院後、ご自宅で使用していただくことになります。この機器は病院からのレンタルで、使用料には保険が適用されています。
シーパップ療法は、患者さんにフィットした鼻マスクと呼吸補助空気圧力を見つけだすことが何より大切です。その上で、睡眠中の呼吸状態が改善したかどうかを診断するため、治療効果判定のための終夜睡眠ポリグラフを行います。呼吸状態が改善し、悩まされていた症状も軽減すれば退院です。
1泊2日
Aと同様です。