
気管支が非可逆的な拡張をきたした病態です。気管支が拡張すると、気管支の浄化作用が低下し、痰がたまって細菌などが繁殖しやすく気管支炎や肺炎に罹りやすくなります。また、拡張した気管支には血管が増え、血痰や喀血も出現することがあります。下記のような症状がある方は罹患している可能性があります。
肺結核、肺化膿症、塵肺などの疾患に引き続き、出現することがあります。
色の付いた痰(黄色から緑色のことがが多い)と咳が、一緒にでることが特徴です。発熱を伴うこともあり、感染が拡がると呼吸困難がみられます。痰に血が混じったり、喀血(咳とともに肺から血を吐くこと)が出現することがあります。
胸部X線写真で気管支壁の肥厚や嚢胞状に拡張した気管支所見が見られますが、軽度な症例でははっきりしないこともあります。以前は、気管支の中に造影剤をいれ、気管支の拡張部分を確認する検査を行っておりましたが、現在は、侵襲性の少ない胸部CTの検査によって、気管支の拡張病変を評価できるようになりました。