包括的呼吸リハビリテーションのメニュー


入院期間は患者さんによって長短はありますが,約4週間を予定しています.この間に以下のようなメニューを用意しています.


初期アセスメント

医学的に病気の状態を再評価し,適切な治療法を選択します.

血液・生化学的検査,動脈血液ガス分析,胸部レントゲン,胸部CT,呼吸機能検査,心電図,心エコー,運動負荷動脈血酸素飽和度検査,24時間動脈血酸素飽和度検査など.

その他,日常生活動作の評価や,心理的評価を行います.

呼吸器の基礎知識・病状の理解

患者さんにも,呼吸器の構造とはたらき,ご自身の病気の状態について学んでいただきます.(医師・看護婦により行われます)

薬剤指導

薬の作用や,使用法を学んでいただきます.吸入療法をしていらっしゃる方には吸入指導を行います.(薬剤師により行われます)

栄養評価と栄養指導

あなたの栄養状態を評価し,適切な食事の指導を行います.食欲のない方には,栄養補助食品なども使用し,継続して食べられる食事をご用意し,自宅でも続けていただけるよう指導します.(栄養士により行われます)

呼吸理学療法

呼吸法(口すぼめ呼吸や腹式呼吸など)指導,リラクセーション,呼吸筋トレーニング,呼吸筋ストレッチ体操,排痰法(体位ドレナージやフラッターなど),日常生活動作の指導などを,患者さんに合わせて選択し指導します.(理学療法士・看護婦により行われます)

社会福祉制度のご紹介

慢性呼吸不全患者さんが,利用することのできる社会福祉資源(呼吸機能障害者認定や在宅看護支援など)についてご紹介し,必要な手続きをとります.また,家庭的・社会的・経済的な問題などのご相談をお受けいたします(医療ソーシャルワーカーによりおこなわれます)

在宅酸素療法・在宅人工呼吸器療法への導入

在宅酸素療法や在宅人工呼吸器療法が必要な方には,その導入を行います.(医師・看護婦・在宅酸素業者)

ビデオ学習

上記の指導の復習的な役割を担います.毎週水曜日に行うほか,ご希望に合わせて学習していただきます.(看護婦により行われます)

後期アセスメント

このプログラムを行ったことによる効果や,理解度の評価を行い,不十分な点には,補足を行います.(医師および看護婦により行われます)


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